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 サメにヒレをもがれたウミガメの悠ちゃんに人工ヒレをつけて海に返してあげよう(Googleニュース)という運動がありまして、昨日の夕方のニュース内の特集を見たんですがあまりにもひどいと思ったので苦言を。

まず海洋生物がサメの餌食になるのは自然の摂理です。
それでもヒレをもがれたウミガメの姿は無残でありかわいそうだという感情は自然にこみ上げてきます。でもそれで弱って死んでしまったとしてもそれが宿命であり、死んだウミガメも例外なく生態系の一部分として新たな命の源となるわけで、命の循環はそれだけで美しく完結しているんです。
陸上生物であるヒトがそこに介入してどうなるというのか?すでに満たされた器にさらに何を注ごうとしているのか?あるいは何を吸い出そうとしているのか?

そのニュースで流れていた特集では、人工ヒレの試作品を悠ちゃんに取り付けて人工海水池で泳がせて機能するかどうかを確かめてみようというものでした。
人工池から引き上げられたウミガメを押さえつけて人工ヒレを取り付け、池に放し、ヒレが外れかけるとまた引き上げて付け直し、また放してしばらく泳がせるとまた引き上げ、別のヒレをつけさせてみたり、また放して、引き上げて……

こんなもん、ただの動物虐待ですよ。

できる限り好意的に表現しても動物実験です。

今回の試着・試用という名の実験・虐待を参考にヒレを改良してまた同じ事が繰り返されるのでしょう。
もう海に返してやれよ、と思いました。現状でも普通のウミガメの6割程度の泳力ながらも泳げないことはないらしいですから。

助けてあげてほしいという地域住民の気持ちにも、動物学者にも、義肢職人にも、誰の心にも悪意はないのでしょう。純粋なやさしさや動物愛護の精神でこのような事をしているのでしょうが、相手が気持ちの確かめようのないウミガメでは人間のエゴ、いい気持ちになりたいという自慰行為にしか見えません。

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