書き言葉は標準語だけどつっこんじゃいやん
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はじめに――
この記事の最大の目的は『軽量化』です。
そのためにウイルスバスターが誇る素晴らしい機能も新しい機能も筆者が不要と判断したものはすべて停止していきます。この取捨選択がすべての方にとって適切とは言い切れないため、特定の環境の方には多大なリスクを負う方法となる可能性があります。また新しくバージョンアップする利点の大部分を摘み取ってしまうことにもなります。
当記事をお読みになる方はその点を十分に理解していただいた上で、記事の内容を実行される場合には自己責任で行っていただくことをあらかじめご確認願います。
――
昨年のこの時期に『ウイルスバスター2009の軽量化』という記事を書いて以来、ウイルスバスター2009の特に不具合関係や特定のプロセスで検索をかけるとかなりの上位にヒットするようになりました。当ブログの来訪者のほとんどはこの記事や後の追加記事から訪れる方のようです。
そして今年もウイルスバスター2010が発売されました!
今回の最大のポイントはなんと言ってもMac対応ですね。WindowsとMacの両刀使いにとっては、経費を低く抑えることができます。
ではWindowsオンリーの窓使いにはどんなメリットがあるのでしょうか?
Windows7対応もその一つでしょうが、セキュリティソフト導入時の最大の懸念である「重さ」をどこまで軽減できるか、という点でも売りがあるようです。
広告によるとクイックスキャンの時間を23.5%、起動時間を34.6%改善したと言っています。
2009公開時と違うのは、作業速度の改善が謳われるだけでメモリ使用量については今回は触れられていないという点。もう行くところまで行ってしまったのかもしれませんね。
さて、前置きはこれぐらいにして早速2010をインストールしてみました。以下はそのレポートになります。
先に言っておくと、ウイルスバスター2010(VB2010)は2009(VB2009)からの変更点が少ないので目新しいことも必然的に少なくなります。ところどころを端折る形にもなると思うので、今一度昨年のレポートを読んでいただいて予習してもらえれば、と思います。
この記事の最大の目的は『軽量化』です。
そのためにウイルスバスターが誇る素晴らしい機能も新しい機能も筆者が不要と判断したものはすべて停止していきます。この取捨選択がすべての方にとって適切とは言い切れないため、特定の環境の方には多大なリスクを負う方法となる可能性があります。また新しくバージョンアップする利点の大部分を摘み取ってしまうことにもなります。
当記事をお読みになる方はその点を十分に理解していただいた上で、記事の内容を実行される場合には自己責任で行っていただくことをあらかじめご確認願います。
――
昨年のこの時期に『ウイルスバスター2009の軽量化』という記事を書いて以来、ウイルスバスター2009の特に不具合関係や特定のプロセスで検索をかけるとかなりの上位にヒットするようになりました。当ブログの来訪者のほとんどはこの記事や後の追加記事から訪れる方のようです。
そして今年もウイルスバスター2010が発売されました!
今回の最大のポイントはなんと言ってもMac対応ですね。WindowsとMacの両刀使いにとっては、経費を低く抑えることができます。
ではWindowsオンリーの窓使いにはどんなメリットがあるのでしょうか?
Windows7対応もその一つでしょうが、セキュリティソフト導入時の最大の懸念である「重さ」をどこまで軽減できるか、という点でも売りがあるようです。
広告によるとクイックスキャンの時間を23.5%、起動時間を34.6%改善したと言っています。
2009公開時と違うのは、作業速度の改善が謳われるだけでメモリ使用量については今回は触れられていないという点。もう行くところまで行ってしまったのかもしれませんね。
さて、前置きはこれぐらいにして早速2010をインストールしてみました。以下はそのレポートになります。
先に言っておくと、ウイルスバスター2010(VB2010)は2009(VB2009)からの変更点が少ないので目新しいことも必然的に少なくなります。ところどころを端折る形にもなると思うので、今一度昨年のレポートを読んでいただいて予習してもらえれば、と思います。
0.おさらい
検証機は昨年と一緒です。CPUはPenⅢの1Ghz、メモリは512MB、OSはWinXPpro(SP3)+最新パッチ適用済み。トレンドマイクロの発表している推奨環境ギリギリです。これぐらい低スペックの方が細かな負荷の違いが顕著に差に出やすいからです。
ちなみにちょっと前にもう少し高スペックなVistaとXPにアップグレードインストールをしましたが、特に問題もなくサクサクと動いてくれています。ちなみにインストールファイルをダウンロードしてからの上書きバージョンアップを実行したので、後述する「かんたんインストール」はやっていません。
とりあえず2009の状態を振り返って見ましょう。
昨年の軽量化計画のままで何もいじってはいません。途中でメインプログラムのアップデートが来て軽量化がリセットされたりもしましたが、そのたびに再度軽量化を施しています。
当ブログの軽量化を実施してる方の中で、もうしばらく2009を使い続けようと思っている方は軽量化がリセットされていないかチェックしといてくださいね。
こんな感じでしたね。
最近では、TMBMSRV.exe が10,000kB 前後なので全体として20~25MBのメモリ使用量となっています。
では2010への移行を実行してみましょう。余計なリスクと手間を避けるためにあらかじめウイルスバスター2010のインストールファイルをダウンロードしてデスクトップに置いておきます。
1.VB2009のアンインストール
先に少し触れたVista&XPではアップグレードインストールも問題がなかったのですが、この検証ではやはり完全アンインストール → 新規インストールという手順を取りたいと思います。このほうが前後の比較がよりフェアになり、万が一のアップグレード中のトラブルで二進も三進も行かない状況に陥る、という恐ろしいリスクも避けられます。
実はトラブル回避の点ではアップグレードインストールより新規インストールの方が初心者にはお勧めです。システムの深い部分に関わるソフトの場合は特にトラブルから復帰する難易度は格段に上がりますから。
※ 9月4日夜の時点でブラウザ上からバージョンアップが開始できる「かんたんインストール」が停止されています。何らかの不具合が合ったものと思います。この手の手助けツール的なものでインストールをかんたんにするものはほかのソフトでもたまに見かけますが、滞りなく終われば文字通り「かんたん」になるように「手助け」してくれたことになるのですが、万が一にも途中で停止やクラッシュした場合のダメージは甚大なものになります。「かんたん」を銘打っていてもトラブルの補償までメーカーが責任を取ってくれることはまずありませんので、初心者~中級者を自認される方はやはり新規インストールを行った方が無難です。
さっそくスタートメニューのプログラムグループ「ウイルスバスター2009」の中から削除しようとしますがインストール時のファイルが不明ということでエラーになります。コントロールパネルからでも同じ状態に……。
2009の新規インストール時、インストールファイルを実行した時にデスクトップに解凍されたファイル群の場所を求められてしまうことが原因になっています。こんな仕様は欠陥だと思うのですが(なんでアンインストールに必要なファイルをインストールフォルダに置かないのか?)とにかくそんな一年前の不要ファイルはとっくに削除してしまったので裏口から削除することにします。
先ほど断念したプログラムグループの中にサポートツールというのがあります。昨年の記事でIPv6環境の削除に使ったツールです。このツールから2009のアンインストールができるので実行します。ご丁寧にもプロダクトキーをメモるように警告もしてくれます。
求められるままに再起動をし、レジストリやファイル・フォルダのゴミをチェック。このツールを使ったほうが意外ときれいに削除できているようです。
では2010の新規インストールに進みます。
2.VB2010の新規インストール
前もってダウンロードしておいたウイルスバスター2010のインストールファイルがデスクトップにあります。これを実行するとインストールに必要なファイル群がデスクトップに作られたフォルダの中にどんどん解凍されていき、自動的にインストーラが立ち上がります。
面倒くさいことを避けて推奨される自動インストールで先に進みます。
※ カスタムインストールでは、インストール前にウイルスチェックを実行したり、インストールフォルダを変えられたり、パーソナルファイアウォールをインストールしないように選択したりできます。
しばらくしてプロダクトキーの入力を求められるので先ほどのメモのままに入力。認証が済めば再起動のないままにインストールは最終段階に入ります。
「ウイルスバスター2010を準備しています」というダイアログをしばらく眺めることになります。
ここで気が付いたのですが、このマシンよりはるかにスペックの高いPCでアップグレードした時よりもこの待ち時間が短いように感じました。これも新規インストールの利点でしょうか?
ついにインストールが完了してウイルスバスター2010が立ち上がります。
メイン画面を開いて一通り眺めましたが2009とあまり変わり映えはしません。今回はマイナーバージョンアップと言えるのかもしれません。
とりあえず一度アップデートしておいて、さらにクイック検索もしておきます。
確かにクイック検索は2~3割早くなった気がします……が、私は手動検索は初回以外はほとんどしないのであまり関係ありません。
動作の安定化のためにも念のため、一度再起動しておきます。
起動も速くなった気がする……これについては後述します。
3.先手必勝 - その他のツールの削除
※ 以下の内容は環境によって状況が大きく変わるかもしれません。すでにその他のツールの各ツールがインストールされている場合は、前半部を読み飛ばしてください。
題目にもあるとおり、私にとっては不要以外の何者でもない「その他のツール」をこの時点で一気に片付けておきます。
実はこの時点では、「その他のツール」の個別ツールはインストールされていません。メイン画面のボタンをクリックして管理画面を開いても何もインストールされていません。初期設定を促す画面が出てくるだけです。
どうせ使わないし最終的には削除するものなのでここは設定(=インストール)をキャンセルしてしまいます。
後でどうしてもインストールしたい場合は別ですが、絶対に使うことはないのであればここで徹底的にやっつけましょう。
まずはインストール時にデスクトップにできたフォルダをインストールファイルと一緒に削除してしまいます。これだけで個別ツールのインストールができなくなります。あとは管理画面もろとも削除できればOKですね。
※ 前半を読み飛ばされた方はここからどうぞ。
誰も教えてくれない隠れた場所にご丁寧にもその他のツールのアンインストーラが用意されています。
インストールフォルダ(C:\Program Files\Trend Micro)の "Virus Buster" フォルダに、『 TSRemove.exe 』というファイルがあるはずです。これを実行するとその他のツールは管理画面もろとも完全に削除されます。
その他のツールが格納されていたTrendSecureフォルダも、レジストリのTrendSecureキーもすべて削除されます。これは気持ちがいいですね。
2009では面倒くさいことをして殺したその他のツールがスマートかつ安全に削除できました。
というか、2009の時にはわざわざ最初にその他のツールを全部動かしてみただけなんですけどね。実を言うとあれは無駄な回り道だったのです(笑)
4.設定の確認
一通り全部の設定を確認して、それぞれの機能のON/OFFを決めていきます。
各機能を使うにはそれに対応するブラウザ、メールソフト、メッセンジャー、Webメールなどを使っていないと意味がありません。マイナーなソフトを愛用している方はほとんどの機能をOFFにしてもいいkとになります。
各機能とその対応ソフトはトレンドマイクロのHPやヘルプファイルにもありますが、煩雑でよくわからない場合はリードミーを読むのが手っ取り早いと思います。
"C:\Program Files\Trend Micro\Virus Buster" に Readme.txt というファイルがあります。これに各機能ごとの対応ソフトがわかりやすく記されています。
以下は私が選んだ設定です。
● ウイルス/スパイウェア対策
ウイルス/スパイウエアの監視
リアルタイム検索、ネットワークウイルス検索のみ有効
不正変更の監視
無効
予約検索/カスタム検索
既存の3件の予約をすべて無効
● パーソナルファイアウオール
すでに「家庭内ネットワーク2/セキュリティレベル・低」が設定済み
やはりルータの存在を自動検知しているのか?
● 有害サイト/迷惑メール対策
すべてを無効
● 契約更新/その他
スマートプロテクションネットワーク
2項目ともOFF
ウイルスバスターのプロキシが通信障害のリスクになりうるので無効にしておきます
ポップアップメッセージなどの設定
セキュリティレポート:OFF
レポートのポップアップは月一でも鬱陶しい
全画面サイレントモード:ON
全画面でゲームやDVD視聴している人はON推奨
● その他のツール
すでに削除済みなので押しても反応なし(^^)
送受信メール、Webメール、メッセンジャーの各検索と有害サイト/迷惑メール対策を完全に使わないことウイルスバスターのプロキシの存在価値が完全になくなります。すなわち無駄なプロセスを一つ殺すことができるのです。通信にトラブルを起こす事例がよく報告されるプロセスでもあるので無くせるならば無くしてしまいましょう。
もちろん重大な欠陥があるというわけではないと思います。
あまりメジャーでないフリーソフトなどの通信になると、未知のソフトウエアということで守ろうとする反応がたまに過剰になるのだと思われます。使ってみて不具合に出くわさないのであれば守れるものは守ってもらうにこしたことは無い、という点は念を押しておきたいと思います。ただ通信系にトラブルが発生した時には疑わしいプロセスの一つとして頭の片隅に置いておくのは悪いことではありません。
私の場合はメインブラウザがChrome、メーラーが秀丸、メッセンジャーは使わない、という環境なのでウイルスバスターでは一切対応できないわけで無効にする実害がありません。
これで次のステップに進めます。
5.Trend Micro Proxy Service の停止
前段で行った機能の取捨選択により一つのサービスが無用の長物になりました。
停止の方法は昨年と変わっていません。
Windowsの管理ツールにあるサービスに「Trend Micro Proxy Service」があるのでプロパティから無効にします。
そして再起動をかければタスクマネージャから見事に「 TmProxy.exe 」が消えていると思います。
6.検証その1
ここまでやった時点でタスクマネージャに残るプロセスは、2009の軽量化の最終形と同じ4つのプロセスだけになります。
2009ではメモリ使用量の合計が20~22MBに収まっていましたが、今回の2010では40MB弱ありました。
SfCtlCom.exe というプロセスのメモリ使用量が2009では約1.4MBだったのに対し、2010では19MBになったことが最大の要因です。後の3つのプロセスは大きな変化はありませんでした。
これはあくまでも私の推測ですが、メイン画面の立ち上がりとその後の動作がやや軽妙になった感じがあるので、若干のプリリードが行われているのかもしれません。
7.検証その2
前段では残念な結果になりましたがメモリ使用量の軽減は売り文句にならなかったのだから仕方が無いのかもしれません。なんといっても今回の売りは起動時間の短縮です。そちらに注目してみましょう。
今回の作業にあわせて、VB2009使用時、VB未使用時、VB2010使用時それぞれの起動時間とシャットダウン時間を計測していました。
計測方法は次のとおりです。
最後の項目はタスクトレイアイコンのツールチップメッセージが「起動中」から「保護されています」に変わるタイミングと一緒です。
結果は次のとおり。()内はVB未使用時との差です。
起動時間で21%、終了時間で25%の短縮となりました。
VB未使用時との差の比較では起動時間で34%、終了時間で40%の短縮となります。
おお!速くなっているじゃないか!
と感嘆するのはちょっと早いんですよね、実は。
最終的に残った4つのプロセスの起動順序が2010になり若干変わっています。
TMBMSRV.exe というプロセスが、2009ではこの計測の3番目の条件までに起動するのですが、2010ではその条件がクリアされた後に起動します。もちろんその時に SfCtlCom.exe のCPU使用率も上がりディスクアクセスも発生します。
起動時間の計測の第3条件を「TMBMSRV.exe の起動が完了するまで」に改めて計測すると、3分50秒と2009とほとんど変わらないか若干遅いぐらいになってしまいます。
残念!
――――――――――――――――
今年の検証はここまでです。
基本的に2009と変わった部分が少なかったので、大幅に端折った部分もあります。そのへんは昨年の記事を読むことで補完していただけたらと思います。
最後に結論付けるなら、新機能や新仕様に魅力を感じることができずひたすらに軽量化を目論むならばウイルスバスター2009のままでも十分!ということになりそうです。
検証機は昨年と一緒です。CPUはPenⅢの1Ghz、メモリは512MB、OSはWinXPpro(SP3)+最新パッチ適用済み。トレンドマイクロの発表している推奨環境ギリギリです。これぐらい低スペックの方が細かな負荷の違いが顕著に差に出やすいからです。
ちなみにちょっと前にもう少し高スペックなVistaとXPにアップグレードインストールをしましたが、特に問題もなくサクサクと動いてくれています。ちなみにインストールファイルをダウンロードしてからの上書きバージョンアップを実行したので、後述する「かんたんインストール」はやっていません。
とりあえず2009の状態を振り返って見ましょう。
昨年の軽量化計画のままで何もいじってはいません。途中でメインプログラムのアップデートが来て軽量化がリセットされたりもしましたが、そのたびに再度軽量化を施しています。
当ブログの軽量化を実施してる方の中で、もうしばらく2009を使い続けようと思っている方は軽量化がリセットされていないかチェックしといてくださいね。
SfCtlCom.exe - 1,416kB
TMBMSRV.exe - 14,380kB
TmPfw.exe - 8,024kB
UfSeAgnt.exe - 1,380kB
合計 - 25,200kB
こんな感じでしたね。
最近では、TMBMSRV.exe が10,000kB 前後なので全体として20~25MBのメモリ使用量となっています。
では2010への移行を実行してみましょう。余計なリスクと手間を避けるためにあらかじめウイルスバスター2010のインストールファイルをダウンロードしてデスクトップに置いておきます。
1.VB2009のアンインストール
先に少し触れたVista&XPではアップグレードインストールも問題がなかったのですが、この検証ではやはり完全アンインストール → 新規インストールという手順を取りたいと思います。このほうが前後の比較がよりフェアになり、万が一のアップグレード中のトラブルで二進も三進も行かない状況に陥る、という恐ろしいリスクも避けられます。
実はトラブル回避の点ではアップグレードインストールより新規インストールの方が初心者にはお勧めです。システムの深い部分に関わるソフトの場合は特にトラブルから復帰する難易度は格段に上がりますから。
※ 9月4日夜の時点でブラウザ上からバージョンアップが開始できる「かんたんインストール」が停止されています。何らかの不具合が合ったものと思います。この手の手助けツール的なものでインストールをかんたんにするものはほかのソフトでもたまに見かけますが、滞りなく終われば文字通り「かんたん」になるように「手助け」してくれたことになるのですが、万が一にも途中で停止やクラッシュした場合のダメージは甚大なものになります。「かんたん」を銘打っていてもトラブルの補償までメーカーが責任を取ってくれることはまずありませんので、初心者~中級者を自認される方はやはり新規インストールを行った方が無難です。
さっそくスタートメニューのプログラムグループ「ウイルスバスター2009」の中から削除しようとしますがインストール時のファイルが不明ということでエラーになります。コントロールパネルからでも同じ状態に……。
2009の新規インストール時、インストールファイルを実行した時にデスクトップに解凍されたファイル群の場所を求められてしまうことが原因になっています。こんな仕様は欠陥だと思うのですが(なんでアンインストールに必要なファイルをインストールフォルダに置かないのか?)とにかくそんな一年前の不要ファイルはとっくに削除してしまったので裏口から削除することにします。
先ほど断念したプログラムグループの中にサポートツールというのがあります。昨年の記事でIPv6環境の削除に使ったツールです。このツールから2009のアンインストールができるので実行します。ご丁寧にもプロダクトキーをメモるように警告もしてくれます。
求められるままに再起動をし、レジストリやファイル・フォルダのゴミをチェック。このツールを使ったほうが意外ときれいに削除できているようです。
では2010の新規インストールに進みます。
2.VB2010の新規インストール
前もってダウンロードしておいたウイルスバスター2010のインストールファイルがデスクトップにあります。これを実行するとインストールに必要なファイル群がデスクトップに作られたフォルダの中にどんどん解凍されていき、自動的にインストーラが立ち上がります。
面倒くさいことを避けて推奨される自動インストールで先に進みます。
※ カスタムインストールでは、インストール前にウイルスチェックを実行したり、インストールフォルダを変えられたり、パーソナルファイアウォールをインストールしないように選択したりできます。
しばらくしてプロダクトキーの入力を求められるので先ほどのメモのままに入力。認証が済めば再起動のないままにインストールは最終段階に入ります。
「ウイルスバスター2010を準備しています」というダイアログをしばらく眺めることになります。
ここで気が付いたのですが、このマシンよりはるかにスペックの高いPCでアップグレードした時よりもこの待ち時間が短いように感じました。これも新規インストールの利点でしょうか?
ついにインストールが完了してウイルスバスター2010が立ち上がります。
メイン画面を開いて一通り眺めましたが2009とあまり変わり映えはしません。今回はマイナーバージョンアップと言えるのかもしれません。
とりあえず一度アップデートしておいて、さらにクイック検索もしておきます。
確かにクイック検索は2~3割早くなった気がします……が、私は手動検索は初回以外はほとんどしないのであまり関係ありません。
動作の安定化のためにも念のため、一度再起動しておきます。
起動も速くなった気がする……これについては後述します。
3.先手必勝 - その他のツールの削除
※ 以下の内容は環境によって状況が大きく変わるかもしれません。すでにその他のツールの各ツールがインストールされている場合は、前半部を読み飛ばしてください。
題目にもあるとおり、私にとっては不要以外の何者でもない「その他のツール」をこの時点で一気に片付けておきます。
実はこの時点では、「その他のツール」の個別ツールはインストールされていません。メイン画面のボタンをクリックして管理画面を開いても何もインストールされていません。初期設定を促す画面が出てくるだけです。
どうせ使わないし最終的には削除するものなのでここは設定(=インストール)をキャンセルしてしまいます。
後でどうしてもインストールしたい場合は別ですが、絶対に使うことはないのであればここで徹底的にやっつけましょう。
まずはインストール時にデスクトップにできたフォルダをインストールファイルと一緒に削除してしまいます。これだけで個別ツールのインストールができなくなります。あとは管理画面もろとも削除できればOKですね。
※ 前半を読み飛ばされた方はここからどうぞ。
誰も教えてくれない隠れた場所にご丁寧にもその他のツールのアンインストーラが用意されています。
インストールフォルダ(C:\Program Files\Trend Micro)の "Virus Buster" フォルダに、『 TSRemove.exe 』というファイルがあるはずです。これを実行するとその他のツールは管理画面もろとも完全に削除されます。
その他のツールが格納されていたTrendSecureフォルダも、レジストリのTrendSecureキーもすべて削除されます。これは気持ちがいいですね。
2009では面倒くさいことをして殺したその他のツールがスマートかつ安全に削除できました。
というか、2009の時にはわざわざ最初にその他のツールを全部動かしてみただけなんですけどね。実を言うとあれは無駄な回り道だったのです(笑)
4.設定の確認
一通り全部の設定を確認して、それぞれの機能のON/OFFを決めていきます。
各機能を使うにはそれに対応するブラウザ、メールソフト、メッセンジャー、Webメールなどを使っていないと意味がありません。マイナーなソフトを愛用している方はほとんどの機能をOFFにしてもいいkとになります。
各機能とその対応ソフトはトレンドマイクロのHPやヘルプファイルにもありますが、煩雑でよくわからない場合はリードミーを読むのが手っ取り早いと思います。
"C:\Program Files\Trend Micro\Virus Buster" に Readme.txt というファイルがあります。これに各機能ごとの対応ソフトがわかりやすく記されています。
以下は私が選んだ設定です。
● ウイルス/スパイウェア対策
ウイルス/スパイウエアの監視
リアルタイム検索、ネットワークウイルス検索のみ有効
不正変更の監視
無効
予約検索/カスタム検索
既存の3件の予約をすべて無効
● パーソナルファイアウオール
すでに「家庭内ネットワーク2/セキュリティレベル・低」が設定済み
やはりルータの存在を自動検知しているのか?
● 有害サイト/迷惑メール対策
すべてを無効
● 契約更新/その他
スマートプロテクションネットワーク
2項目ともOFF
ウイルスバスターのプロキシが通信障害のリスクになりうるので無効にしておきます
ポップアップメッセージなどの設定
セキュリティレポート:OFF
レポートのポップアップは月一でも鬱陶しい
全画面サイレントモード:ON
全画面でゲームやDVD視聴している人はON推奨
● その他のツール
すでに削除済みなので押しても反応なし(^^)
送受信メール、Webメール、メッセンジャーの各検索と有害サイト/迷惑メール対策を完全に使わないことウイルスバスターのプロキシの存在価値が完全になくなります。すなわち無駄なプロセスを一つ殺すことができるのです。通信にトラブルを起こす事例がよく報告されるプロセスでもあるので無くせるならば無くしてしまいましょう。
もちろん重大な欠陥があるというわけではないと思います。
あまりメジャーでないフリーソフトなどの通信になると、未知のソフトウエアということで守ろうとする反応がたまに過剰になるのだと思われます。使ってみて不具合に出くわさないのであれば守れるものは守ってもらうにこしたことは無い、という点は念を押しておきたいと思います。ただ通信系にトラブルが発生した時には疑わしいプロセスの一つとして頭の片隅に置いておくのは悪いことではありません。
私の場合はメインブラウザがChrome、メーラーが秀丸、メッセンジャーは使わない、という環境なのでウイルスバスターでは一切対応できないわけで無効にする実害がありません。
これで次のステップに進めます。
5.Trend Micro Proxy Service の停止
前段で行った機能の取捨選択により一つのサービスが無用の長物になりました。
停止の方法は昨年と変わっていません。
Windowsの管理ツールにあるサービスに「Trend Micro Proxy Service」があるのでプロパティから無効にします。
そして再起動をかければタスクマネージャから見事に「 TmProxy.exe 」が消えていると思います。
6.検証その1
ここまでやった時点でタスクマネージャに残るプロセスは、2009の軽量化の最終形と同じ4つのプロセスだけになります。
2009ではメモリ使用量の合計が20~22MBに収まっていましたが、今回の2010では40MB弱ありました。
SfCtlCom.exe というプロセスのメモリ使用量が2009では約1.4MBだったのに対し、2010では19MBになったことが最大の要因です。後の3つのプロセスは大きな変化はありませんでした。
これはあくまでも私の推測ですが、メイン画面の立ち上がりとその後の動作がやや軽妙になった感じがあるので、若干のプリリードが行われているのかもしれません。
7.検証その2
前段では残念な結果になりましたがメモリ使用量の軽減は売り文句にならなかったのだから仕方が無いのかもしれません。なんといっても今回の売りは起動時間の短縮です。そちらに注目してみましょう。
今回の作業にあわせて、VB2009使用時、VB未使用時、VB2010使用時それぞれの起動時間とシャットダウン時間を計測していました。
計測方法は次のとおりです。
- 断片化によるロス回避のため各パターンの初回計測の前にデフラグを実行する
- 各パターンで5回計測し中央3回分のタイムの平均を計測値とする
- 起動時間はタスクマネージャをスタートアップ登録し、BIOS処理終了時から SfCtlCom.exe の基本優先度が「通常」になるまでの時間とする
最後の項目はタスクトレイアイコンのツールチップメッセージが「起動中」から「保護されています」に変わるタイミングと一緒です。
結果は次のとおり。()内はVB未使用時との差です。
VB2009 | VBなし | VB2010 | |
起動 | 3分43秒 (2分18秒) |
1分25秒 | 2分56秒 (1分31秒) |
終了 | 39秒 (25秒) |
14秒 | 29秒 (15秒) |
起動時間で21%、終了時間で25%の短縮となりました。
VB未使用時との差の比較では起動時間で34%、終了時間で40%の短縮となります。
おお!速くなっているじゃないか!
と感嘆するのはちょっと早いんですよね、実は。
最終的に残った4つのプロセスの起動順序が2010になり若干変わっています。
TMBMSRV.exe というプロセスが、2009ではこの計測の3番目の条件までに起動するのですが、2010ではその条件がクリアされた後に起動します。もちろんその時に SfCtlCom.exe のCPU使用率も上がりディスクアクセスも発生します。
起動時間の計測の第3条件を「TMBMSRV.exe の起動が完了するまで」に改めて計測すると、3分50秒と2009とほとんど変わらないか若干遅いぐらいになってしまいます。
残念!
――――――――――――――――
今年の検証はここまでです。
基本的に2009と変わった部分が少なかったので、大幅に端折った部分もあります。そのへんは昨年の記事を読むことで補完していただけたらと思います。
最後に結論付けるなら、新機能や新仕様に魅力を感じることができずひたすらに軽量化を目論むならばウイルスバスター2009のままでも十分!ということになりそうです。
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この記事にコメントする
私にとっても邪魔者だった「その他のツール」
ウイルスバスター2010にアップグレードしたところ、頼みもしないのに検索エンジンでの検索結果にチェックマークやらマーカーやらがついていてびっくり。
機能を無効にしようとしても、2009とは勝手の違う設定画面に困っていたところ、こちらの記事を拝見しました。
おかげさまできれいさっぱり削除され、大変助かりました。
有益な情報をありがとうございます。
機能を無効にしようとしても、2009とは勝手の違う設定画面に困っていたところ、こちらの記事を拝見しました。
おかげさまできれいさっぱり削除され、大変助かりました。
有益な情報をありがとうございます。
NHK解約のユーチューブ動画から来ました~
初めまして!!
大学1年生の、愛国界の松田聖子と申します!!
見ましたよ~!!
凄いですねぇ~!!
お声をお聞きしたところの感じだと、60代くらいでしょうか?
私のお家は、祖父がNHKを絶対解約しないって言い張ってしまっていて、解約できないんです。
洗脳っていうか、
民放はロクなのを放送しないから、
老人が、まだ安心して見れるテレビ局は、NHK以外に無いからなんです!!
民放は、NHK以下だからです!!
でも、NHKを解約したからって、それは意思表示をしただけで、
NHKが、明日にでも良くなるわけじゃありませんからね!!
NHKを解約できない私は、
NHKに抗議するまでなんです!!
私、NHKのデモに参加してます!!
NHKに顔を覚えられていたとしたら、
歌手になったら、NHKのテレビ番組に出演出来ないんだろうなぁ~・・・^^;
大学1年生の、愛国界の松田聖子と申します!!
見ましたよ~!!
凄いですねぇ~!!
お声をお聞きしたところの感じだと、60代くらいでしょうか?
私のお家は、祖父がNHKを絶対解約しないって言い張ってしまっていて、解約できないんです。
洗脳っていうか、
民放はロクなのを放送しないから、
老人が、まだ安心して見れるテレビ局は、NHK以外に無いからなんです!!
民放は、NHK以下だからです!!
でも、NHKを解約したからって、それは意思表示をしただけで、
NHKが、明日にでも良くなるわけじゃありませんからね!!
NHKを解約できない私は、
NHKに抗議するまでなんです!!
私、NHKのデモに参加してます!!
NHKに顔を覚えられていたとしたら、
歌手になったら、NHKのテレビ番組に出演出来ないんだろうなぁ~・・・^^;
コメントありがとうございます!
遅ればせながら皆様、コメントをいただきありがとうございます。
まにさん、通りすがりさん。
こちらの情報が役に立てたようで何よりです。
ウイルスバスターの記事はこれから毎年、当ブログのレギュラーになりそう・・・
というか、たぶん来年も同じことをしてると思います、きっと(笑)
愛国界の松田聖子さん。
別記事の話ですがコメントいただきありがとうございます。
>60代くらいでしょうか?
白髪の鼻毛を発見したばかりではありますが、そこまではいっておりません(^^ゞ
NHKへの思いは人それぞれあるでしょうが、視聴契約を前提とした法整備にも欠陥があることを問題提起するつもりであの記事と動画をアップしました。
こういった運動を機会に、NHKの存在意義や公共放送のあり方を国民的議論で考えるひとつの契機になればいいなと思っております。
(個人的にはNHKはいい番組もたくさん作ってると思いますよ、とフォローしてみる)
まにさん、通りすがりさん。
こちらの情報が役に立てたようで何よりです。
ウイルスバスターの記事はこれから毎年、当ブログのレギュラーになりそう・・・
というか、たぶん来年も同じことをしてると思います、きっと(笑)
愛国界の松田聖子さん。
別記事の話ですがコメントいただきありがとうございます。
>60代くらいでしょうか?
白髪の鼻毛を発見したばかりではありますが、そこまではいっておりません(^^ゞ
NHKへの思いは人それぞれあるでしょうが、視聴契約を前提とした法整備にも欠陥があることを問題提起するつもりであの記事と動画をアップしました。
こういった運動を機会に、NHKの存在意義や公共放送のあり方を国民的議論で考えるひとつの契機になればいいなと思っております。
(個人的にはNHKはいい番組もたくさん作ってると思いますよ、とフォローしてみる)
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まあくん
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なにげなく関西人です。
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